鉄道と飛行機の安全性と利便性

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昨日10/31に、京王線の車内で刺傷と放火の事件がありました。
これは許される行為ではないですし、被害に遭われた方とその関係の方が、一日でも早く平穏な日々を取り戻せるよう祈っております。

さて、電車内で刃物を使った事件が発生すると、保安検査を望む声が挙がってきます。
今回は鉄道と飛行機の保安の話がテーマです。

鉄道と飛行機の設計思想について

まずは鉄道(新幹線)車内と飛行機(JAL)機内の写真について見比べて、何が違うのか考えてみてください。

新幹線の機内
参照元:まいどなニュース
飛行機の機内
参照元:Aviation Wire

ここで言いたかったのは2点、

  • シートベルトの有無
  • 頭上の荷物収納スペースに扉がついているかどうか

です。

新幹線(鉄道)の設計思想

新幹線(鉄道)には原則としてシートベルトがなく、頭上の荷物収納スペースに扉はついていません。

これは線路の上を走る鉄道は飛行機と比べて揺れが少なく、事故を起こさないことが前提として設計されているのではないかと推測しています。

また、座席以外に立った乗客も含め大量に輸送することができる点も、飛行機と比較した電車の特徴の1つと言えます。

飛行機の設計思想

逆に飛行機はシートベルトが完備されており、頭上の荷物収納スペースに扉はついています。

これは、飛行機内で危険なことが起こっても被害が発生しないよう、事故が起こることを前提で設計がされていると推測しています。
鉄道のところで書いたように、揺れやすいという点が前提となっている可能性はありますが。

鉄道と飛行機の保安検査について

同じ視点で考えると、現状だと鉄道は手荷物や身の回り品のチェックがなく、誰でも何でも持ち込める状態になっています。

だから冒頭の事件が発生したと考えるのは短絡的なのですが、2018年に発生した新幹線での死傷事件以来、日本国内で鉄道内での殺傷事件が急増しています。
つまり、起こらないことが前提だったのですが、それが覆りつつあるのでは、と言えるのではないでしょうか?

一方で航空保安は「テロとの戦い」と呼ばれることもあり、大きな事件があるたびに規制が強化されてきた歴史があります。

ただし、その代償として、何の罪もない我々のチェックイン締め切り時刻を早められ、長蛇の列の保安検査を受けたり、国際線だと入国審査を受ける場合もあり、飛行機での移動以外に余分に時間を見ておかねばならないという課題があります。

移動中の安全性と利便性はどちらを取るべきか?

上述した通り、飛行機は機内の安全が保たれている反面で、搭乗までに時間がかかったり、もしかしたらその分の費用が運賃や空港使用料に上乗せされているかもしれません。

逆に鉄道は、到着時間の5分前に改札を通り、3分前にホームにいれさえすればすぐに乗れる利便性の良さが売りとなっているメリットを感じているユーザーは多いと思います。

ここでもし保安検査を実施する、となったら搭乗まで時間がかかるし、機械の導入費用を考えると結果的に利用者の金銭負担が増えることも想定されるので、すぐには変わってくれないと思います。

冒頭のような対象が無差別の事件は防ぎようがないのですが、だったら自家用車や飛行機で移動すれば良いと言うのも酷な話ですので、それぞれの移動手段の利便性を活かせ、利用者で選択できるようになる世の中の到来を待ちたいと思います。

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